「社長に会わせて欲しい」と無知から始まったルーキーの現在は？

美容業界には、多くの夢を持った人たちがいます。しかし、夢を実現するには、努力だけでは足りません。環境や機会、人脈や資金など、さまざまな要素が必要です。そんな中、自分の夢を叶えるために、自分の会社を設立し、10店舗を経営するまでになりました。どのようにしてオーナーになり、会社を成長させているのか聞いてみました。

 社長になるって20歳のころには決めていました。

ー　オーナーになろうと思った理由はなんでしょうか？

２０歳から社長になるという夢を持っていました。単純に TOP になりたかったって理由ですね。父から『金持ち父さん・貧乏父さん』という本を渡されて、『30 歳までに社長に成ろう』と決めたんです。でも、どうやって社長になるのかわからなくて、悩んでいました。

そんなときに、 Agu のフランチャイズオーナー制度に出会いました。 自分の店を持つことができるし、 Agu のブランドやノウハウを活用できるし、とても魅力的に感じました。 そして入社してすぐに、社長に会わせて欲しいと言いましたが、無理だと言われました（笑）

ー　でも、あきらめなかったんですね。

はい、あきらめませんでした。チャンスの機会があるならば、すぐに行くようにしていました。行かなかった・やらなかった・手を挙げなかった・発言しなかったことで機会を失ってしまう事が多いとおもっています。やれる事は全てやり、そこから得られる物の中で自分に何が出来るのかを判断をしたい。チャンスを掴むためには、内側に入るのが重要で、その一歩が出せるかどうかで、違ってくると思っています。それによって、後から来るチャンスの量と質が変わってくると思っています。

リーダーに必要なものはレッド要素と＋αのオリジナリティ

ー　そのチャンスが、石川エリアでのマネージャーの仕事でしたか？

そうですね。2019年に、石川エリアの3店舗のマネージャーになるという話がありました。石川県は、私の出身地ですし、「チャンスだな！」と感じ、石川エリアに行きました。でも、そこで待っていたのは、リーダー不在の状況でした。

持論ですが、チームには役割があると思っていて、それをよくゴレンジャー（5色の異なった持ち味）例える事が多いのですが、レッド→夢や決断、ブルー→参謀、イエロー→ムードメーカー、グリーン→調和、ピンク→華といった具合です。

Aguで働き始めた頃は、リーダー気質とは対極にある中二病寄りでした、拗らせたブルー的な（笑）。でも、マネージャーとして、店舗やスタッフのために、導き手になれるレッド要素が必要だと感じましたし、少しづつ自分に取り入れる努力をしました。レッドはリーダーとして必須要素ですが、それだけでなくもう一つ別の色の要素があるとその人特有の色になると思います。赤色＋αの複合色がリーダーとしてのその人にしか出せない色です。対照的な性格でも、自分の気持ちによって、新しい自分を創り出せるし、過去の自分とも調和できると思いました。そして、石川エリアでのマネージャーの経験が、オーナーになるための準備になりましたね。

ー　今後の展望はどうですか？

売上や利益も大事ですが、楽しみながら美容業の枠に囚われないで、その人の長所を伸ばし、人生のコンサルタントの様な事が会社で出来たら素敵だなと思います。関わった人の叶えたいことを叶えられる会社であれば、みんなで楽しめるし、チームとしてもより強くなれる気がしてます。でも、やってみて「なんか違うなー」があったとしても、それも糧にして行くことができる柔軟な発想が持てる会社にしたいです。今後もワクワクや熱量を共有して、みんなで成長し続けたいと思います。